今や健康法として広く知られるようになった「太極拳」ですが、この太極拳をはじめて日本に伝えたのは1959(昭和34)年、中華民国の人間国宝にあたる中国武術界の大家・王樹金老師です。
当連盟はその王樹金老師より日本分会設立の命を受け、1980年に地曳会長により設立されました。また中華民国政府団体である中華国術総会の 日本支部でもあります。
国内マスコミはもちろん、海外のジャーナリズムからも高い評価を得ています。
現在ではよく耳にする「気」。科学的に詳しい事は解明されていませんが、太極拳を練習されている方は皆、その存在を感じています。それは太極拳が気の力で闘う拳法でもあるからです。古代から中国では「気は万物の源」として捉えられてきました。太極拳の「太極」とは、宇宙の根源として考えられてきた概念です。
古代から脈々と受け継がれてきた太極拳は、だれでも持っている気の力を増幅させる拳法として普及してきました。また、肉体労働を強いられない文官達が力を使わずに、護身術として発展させてきた為、老若男女を問わず、誰にでも身に付ける事ができる護身術です。
最近では、その健康効果にも注目を集めており、病魔から身を護るといった護身としても注目されています。目には見る事が出来ない「気」ですが、その実感は太極拳をすればするほど確かなものになっていきます。
中国の太極思想を原理とした中国武術の一つで形意拳、八卦掌とともに内家拳に分類されます。穏やかでゆっくりとした動きが特徴ですが、実は攻防一体の理にかなった実戦的な拳法です。
始めは力を抜く事に戸惑う事もありますが、練習を重ねる事で気の発生をどなたでも感じていただけます。筋力ではなく気の力で行うため、老若男女、力の大小を問わない優れた護身術です。またゆったりとリラックスして行う太極拳は健康効果も素晴らしく、体調の改善や病後の健康を回復された方も少なくありません。
中国思想の陰陽五行思想を原理とした中国武術の一つで太極拳、八卦掌とともに内家拳に分類されます。
基本の五行拳は一見すると非常に単純なため習得が容易と思われやすいのですが、その単純さは武術としての無駄を徹底的に省くことで生まれた単純さであり、最も習得が難しい拳法とも言われています。
他にも動物の動きを取り入れた十二形拳や五行連環拳等、様々な型が伝えられています。五行拳を繰り返し修練する事により発勁が可能になります。素早い動きの中にも独特の重みがあり、大変風格のある拳法です。
八卦掌・形意拳・太極拳を少林拳に対して「内家三拳」と呼ばれています。この三派は太極陰陽五行、八卦の理法を原理としており、基本的には同じものですが微妙なところでわずかに違いがあります。
八卦掌とはその名の通りこぶしを握らず、指を開いた掌で行います。これが他の拳法とは違う最大の特徴です。また円上を廻りながら練習を行う事で知られていますが、その戦闘術は秘密のベールで包まれています。
八卦掌は知らない人から見れば舞踊のように見えますが、実際には一切の無駄をはぶいた、きわめて単純化された奥深い拳法です。
王福来老師、黄淑春老師、地曳秀峰老師の動画がこのページのほかにもYouTubeに掲載されています!
太極拳の奥義を数多く見ることができますのでぜひご覧ください!!